■ 平成17年10~12月期調査結果概要(対前年同期比)
注) |
DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。 |
1. 業況(自社) |
17年10~12月期の業況は、「好転」21.9%,「不変」28.1%,「悪化」
50.0%で(前年同期比、DIでみると)△28.1と前期(17年7~9月期・△32.2)
より「悪化」超幅は縮小した。 来期の見通しは「好転」15.6%,「不変」50.0%,「悪化」34.4%で、△18.8と
今期実績値(△28.1)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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2. 売上額 |
17年10~12月期の売上額の動向は、「増加」25.0%,「不変」25.0%,「減
少」50.0%で、(前年同期比、DIでみると)△25.0と前期(17年7~9月期・
△29.0)より「減少」超幅は縮小した。 来期の見通しは「増加」28.1%,「不変」40.6%,「減少」31.3%で、△3.2と
今期実績値(△25.0)より「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。
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3. 仕入単価 |
17年10~12月期の仕入単価の動向は、「上昇」43.8%,「不変」53.1%,
「低下」3.1%で、(前年同期比、DIでみると)40.7と前期(17年7~9月期・
38.7)より「上昇」超幅は拡大した。 来期の見通しは「上昇」31.3%,「不変」68.8%,「低下」0%で、31.3と今期
実績値(40.7)より「上昇」超幅は縮小する見通しとなっている。
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4. 採算(経常利益) |
17年10~12月期の採算状況は、「黒字」15.6%,「収支トントン」46.9%,
「赤字」37.5%で、(前年同期比、DIでみると)△21.9と前期(17年7~9
月期・△48.4)より「赤字」超幅は縮小した。 来期の見通しは、「黒字」12.5%,「収支トントン」56.3%,「赤字」31.3%で、
△18.8と今期実績値(△21.9)より「赤字」超幅は縮小する見通しとなってい
る。
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5. 資金繰り |
17年10~12月期の資金繰りの状況は、「好転」12.5%,「不変」75.0%,
「悪化」12.5%で、(前年同期比、DIでみると)0と前期(17年7~9月期・
△12.9)より「悪化」超幅は縮小した。 来期の見通しは「好転」9.4%「不変」81.3%,「悪化」9.4%で、0と今期実績
値(0)と変化のない見通しとなっている。
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6. 経営上の問題点 |
17年10~12月期の経営上直面している問題点は
・ | 建設業は (1)民間需要の停滞、請負単価の低下・上昇難 (3)官公需要の停滞 |
・ | 製造業は (1)製品(加工)単価の低下・上昇難、需要の停滞 (3)商品ニーズの変化、原材料価格の上昇、原材料費・人件費以外の経費の増加 |
・ | 卸売業は (1)需要の停滞 (2)メーカーの進出による競争の激化、新規参入業者の増加、店舗・倉庫の狭隘・老朽化、販売単価の低下・上昇難、代金回収の悪化、従業員の不足 |
・ | 小売業は (1)消費者ニーズの変化 (2)販売単価の低下・上昇難 (3)購買力の流出、仕入れ単価の上昇、需要の停滞 |
・ | サービス業は (1)利用者ニーズの変化 (2)需要の停滞 (3)店舗・倉庫の狭隘・老朽化、利用料金の低下・上昇難 |
がそれぞれ挙げられている。
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