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   平成20年10~12月期調査結果概要 (対前年同期比)

注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
20年10~12月期の業況(前年同期比)は、「好転」2.4%,「不変」52.4%,「悪化」45.2%で今期実績値DIは△42.8となり、前期(20年7~9月期・△65.9)より「悪化」超幅は減少した。
来期の見通しは「好転」0.0%,「不変」40.5%,「悪化」59.5%で、△59.5と今期実績値(△42.8)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっていて、依然業況は厳しい状況が続くものと思われる。
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 2. 売上額
20年10~12月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」9.5%,「不変」50.0%,「減少」40.5%で、今期実績値DIは△31.0となり、前期(20年7~9月期・△48.8)より「減少」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「増加」9.5%,「不変」38.1%,「減少」52.4%で、△42.9と今期実績値(△31.0)より「減少」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
20年10~12月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」64.3%,「不変」28.6%,「低下」7.1%で、今期実績値DIは57.2となり、前期(20年7~9月期・73.1)より「上昇」超幅は減少した。
 来期の見通しは「上昇」50.0%,「不変」40.5%,「低下」9.5%で、40.5と今期実績値(57.2)より「上昇」超幅は減少する見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
20年10~12月期の採算状況(前年同期比)は、「黒字」7.1%,「収支トントン」33.3%,「赤字」59.5%で、今期実績値DIは△52.4となり、前期(20年7~9月期・△70.7)より「赤字」超幅は縮小した。
 来期の見通しは、「黒字」2.4%,「収支トントン」38.1%,「赤字」59.5%で、△57.1と今期実績値(△52.4)より「赤字」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
20年10~12月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」0.0%,「不変」71.4%,「悪化」28.6%で、今期実績値DIは△28.6となり、前期(20年7~9月期・△31.7)より「悪化」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「好転」0.0%「不変」61.9%,「悪化」38.1%で、△38.1と今期実績値(△28.6)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 6. 経営上の問題点
20年10~12月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)民間需要の停滞、(2)請負単価の低下・上昇難、(3)官公需要の停滞。
製造業は (1)原材料価格の上昇、取引条件の悪化、需要の停滞、(2)製品ニーズの変化への対応、製品(加工)単価の低下・上昇難。
卸売業は (1)販売単価の低下・上昇難、仕入単価の上昇、(2)従業員の確保難、需要の停滞。 
小売業は (1)仕入単価の上昇、需要の停滞、(2)同業店の進出、消費者ニーズの変化への対応、販売単価の低下・上昇難。
サービス業は  (1)材料等仕入単価の上昇、(2)新規参入業者の増加、利用料金の低下・上昇難、従業員の確保難、需要の停滞がそれぞれ挙げられている。
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