■ 平成21年10~12月期調査結果概要 (対前年同期比)
(注) |
DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。 |
1. 業況(自社) |
21年10~12月期の業況(前年同期比)は、「好転」11.9%,「不変」38.1%,「悪化」50.0%で今期実績値DIは△38.1となり、前期(21年7~9月期・△40.5)より「悪化」超幅は縮小した。
来期の見通しは「好転」14.3%,「不変」35.7%,「悪化」50.0%で、△35.7と今期実績値(△38.1)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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2. 売上額 |
21年10~12月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」16.7%,「不変」28.6%,「減少」54.8%で、今期実績値DIは△38.1となり、前期(21年7~9月期・△40.4)より「減少」超幅は縮小した。
来期の見通しは「増加」16.7%,「不変」35.7%,「減少」47.6%で、△30.9と今期実績値(△38.1)より「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。
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3. 仕入単価 |
21年10~12月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」21.4%,「不変」69.0%,「低下」9.5%で、今期実績値DIは11.9となり、前期(21年7~9月期・2.3)より「上昇」超幅は拡大した。
来期の見通しは「上昇」16.7%,「不変」73.8%,「低下」9.5%で、7.2と今期実績値(11.9)より「上昇」超幅は縮小する見通しとなっている。
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4. 採算(経常利益) |
21年10~12月期の採算状況(前年同期比)は、「好転」9.5%,「不変」38.1%,「悪化」52.4%で、今期実績値DIは△42.9となり、前期(21年7~9月期・△50.0)より「悪化」超幅は縮小した。
来期の見通しは、「好転」11.9%,「不変」42.9%,「悪化」45.2%で、△33.3と今期実績値(△42.9)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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5. 資金繰り |
21年10~12月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」4.8%,「不変」57.1%,「悪化」38.1%で、今期実績値DIは△33.3となり、前期(21年7~9月期・△35.7)より「悪化」超幅は縮小した。
来期の見通しは「好転」7.1%「不変」52.4%,「悪化」40.5%で、△33.4と今期実績値(△33.3)より「悪化」超幅は僅かに拡大する見通しとなっている。
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6. 経営上の問題点 |
21年10~12月期の経営上直面している問題点は
・ | 建設業は (1)民間需要の停滞、(2)請負単価の低下・上昇難、官公需要の停滞、(3)大企業の進出による競争の激化、取引条件の悪化。 |
・ | 製造業は (1)製品(加工)単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)原材料費・人件費以外の経費の増加、取引条件の悪化、熟練技術者の確保難。 |
・ | 卸売業は (1)需要の停滞、(2)店舗・倉庫の狭隘・老朽化、販売単価の低下・上昇難、仕入単価の上昇。 |
・ | 小売業は (1)消費者ニーズの変化への対応、需要の停滞、(2)販売単価の低下・上昇難、(3)同業者の進出、購買力の他地域への流出。 |
・ | サービス業は (1)需要の停滞、(2)新規参入業者の増加、(3)事業資金の借入難がそれぞれ挙げられている。 |
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