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  平成23年10~12月期調査結果概要 (対前年同期比)

(注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
 23年10~12月期の業況(前年同期比)は、「好転」4.8%,「不変」26.2%,「悪化」69.0%で今期実績値DIは△64.2となり、前期(23年7~9月期・△59.6)より「悪化」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「好転」2.4%,「不変」40.5%,「悪化」57.1%で、△54.7と今期実績値(△64.2)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 2. 売上額
 23年10~12月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」7.1%,「不変」16.7%,「減少」76.2%で、今期実績値DIは△69.1となり、前期(23年7~9月期・△61.9)より「減少」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「増加」4.8%,「不変」38.1%,「減少」57.1%で、△52.3と今期実績値(△69.1)より「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
 223年10~12月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」26.2%,「不変」57.1%,「低下」16.7%で、今期実績値DIは9.5となり、前期(23年7~9月期・23.8)より「上昇」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「上昇」19.0%,「不変」64.3%,「低下」16.7%で、2.3と今期実績値(9.5)より「上昇」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
 23年10~12月期の採算状況(前年同期比)は、「好転」2.4%,「不変」23.8%,「悪化」73.8%で、今期実績値DIは△71.4となり、前期(23年7~9月期・△61.9)より「悪化」超幅は拡大した。
 来期の見通しは、「好転」0.0%,「不変」42.9%,「悪化」57.1%で、△57.1と今期実績値(△71.4)は「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
 23年10~12月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」0.0%,「不変」54.8%,「悪化」45.2%で、今期実績値DIは△45.2となり、前期(23年7~9月期△35.7)より「悪化」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「好転」2.4%「不変」54.8%,「悪化」42.9%で、△40.5と今期実績値(△45.2)「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 6. 経営上の問題点
23年10~12月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)請負単価の低下・上昇難、民間需要の停滞、(2)材料費・人件費以外の経費の増加、取引条件の悪化、事業資金の借入難、官公需要の停滞。
製造業は (1)原材料価格の上昇、製品(加工)単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)生産設備の不足・老朽化、(3)取引条件の悪化。
卸売業は (1)販売単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)メーカーの進出による競争の激化、店舗・倉庫の狭隘・老朽化。
小売業は (1)需要の停滞、(2)購買力の他地域への流出、(3)大型店・中型店の進出による競争の激化、同業者の進出。
サービス業は  (1)店舗施設の狭隘・老朽化、需要の停滞、(2)人件費の増加。
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