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  平成24年7~9月期調査結果概要 (対前年同期比)

(注)  DIとは、ディフージョン・インデックス(Diffusion Index)の略で、「増加」・「好転」したなどとする企業割合から、「減少」・「悪化」したなどとする企業割合を差し引いた値である。

 1. 業況(自社)
 24年7~9月期の業況(前年同期比)は、「好転」14.3%,「不変」35.7%,「悪化」50.0%で今期実績値DIは△35.7となり、前期(24年4~6月期・△47.6)より「悪化」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「好転」4.8%,「不変」52.4%,「悪化」42.9%で、△38.1と今期実績値(△35.7)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 2. 売上額
 24年7~9月期の売上額の動向(前年同期比)は、「増加」19.0%,「不変」31.0%,「減少」50.0%で、今期実績値DIは△31.0となり、前期(24年4~6月期・△21.4)より「減少」超幅は拡大した。
 来期の見通しは「増加」7.1%,「不変」47.6%,「減少」45.2%で、△38.1と今期実績値(△31.0)より「減少」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 3. 仕入単価
 24年7~9月期の仕入単価の動向(前年同期比)は、「上昇」15.0%,「不変」72.5%,「低下」12.5%で、今期実績値DIは2.5となり、前期(24年4~6月期・23.9)より「上昇」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「上昇」20.0%,「不変」70.0%,「低下」10.0%で、10.0と今期実績値(2.5)より「上昇」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 4. 採算(経常利益)
 24年7~9月期の採算状況(前年同期比)は、「好転」9.5%,「不変」42.9%,「悪化」47.6%で、今期実績値DIは△38.1となり、前期(24年4~6月期・△38.1)と「悪化」超幅は変わらない。
 来期の見通しは、「好転」2.4%,「不変」50.0%,「悪化」47.6%で、△45.2と今期実績値(△38.1)より「悪化」超幅は拡大する見通しとなっている。
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 5. 資金繰り
 24年7~9月期の資金繰りの状況(前年同期比)は、「好転」2.4%,「不変」63.4%,「悪化」34.1%で、今期実績値DIは△31.7となり、前期(24年4~6月期△33.3)より「悪化」超幅は縮小した。
 来期の見通しは「好転」4.9%「不変」61.0%,「悪化」34.1%で、△29.2と今期実績値(△31.7)より「悪化」超幅は縮小する見通しとなっている。
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 6. 経営上の問題点
24年7~9月期の経営上直面している問題点は
建設業は (1)民間需要の停滞、(2)請負単価の低下・上昇難、官公需要の停滞、(3)新規参入業者の増加。
製造業は (1)製品(加工)単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)取引条件の悪化、(3)製品ニーズの変化への対応、生産設備の不足・老朽化、原材料費・人件費以外の経費の増加。
卸売業は (1)販売単価の低下・上昇難、需要の停滞、(2)メーカの進出による競争の激化、新規参入業者の増加、店舗・倉庫の狭隘・老朽化、商品在庫の過剰、仕入単価の上昇。  
小売業は (1)購買力の他地域への流出、(2)需要の停滞、(3)販売単価の低下・上昇難。
サービス業は  (1)利用者ニーズの変化への対応、(2)需要の停滞、(3)店舗施設の狭隘・老朽化、利用料金の低下・上昇難、事業資金の借入難。 
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